マスコミに影響される落とし穴がどういう感じで実践されるのか、具体的な例をピックアップして覗いてみましょう。
フレッシュな女の人の購買力を当て込んだコスメティックや衣装などを含んだセールスプロモーションはずっと前からキビキビととり行われていたとのことですが、1990年代に到達すると、一流広告代理店や女性用雑誌のマーケィングで、
女性のジェネレーションと生活リズムを細心の注意を払って分割してアイテムを特化し、TV番組にとどまらず媒体の力で何種類ものPR宣伝にチャレンジするように変わりました。
あの時は、月9など視聴率が獲りやすいドラマのスポンサーを20~30代の女の人向けのコスメティック会社に据えていたり手軽なものでしたが、次第に女性の生活様式とプロモーションがダイレクトに影響する状態になってきました。
そのような中で大変な方向シフトをしたのが、トレンドに反応しやすいファッションマガジンだと思います。
1990年代からというもの、公募した読者を雑誌モデルとしちゃう「読者タレント」のみならず、ユーザーに熱烈に盛り込みられました。
読者モデル出身のアイドルや女性俳優が結構な数生まれたために、「ズブの素人」の美味が上がりおりました。
普通の女性陣にとって、かつてのモデルや芸能人は、一人一人にはハードルが高い「容易ではない存在」でありました。
しかれど、このときからテレビタレントは、「同じ優越性にいる存在」へと変貌を遂げたのです。
それなりに、すべては段取りされたことです。
テレビはCMを手始めにドラマなど番組本体との相関関係を持ちながら読者モデル生まれのタレントをまつりあげ、モノを売るためのマーケティング活動に結び付けています。
さらに、かつてのテレビ制作現場では禁止だった、一般大衆自体を「触る」TV番組も作られ、すでに誰も疑問に思わずにお茶の間に届けられています。
それと同じ様にマーケティング活動手法をとることで、一般のフレッシュ女性たちの自分自身評価が怒涛の如く上昇しました。
要するに、自分も「チャンスさえあれば、上に行ける」と思うように変わって、それが「テレビタレントと自分とがいますぐ差し換えをもたらす」という思い込みへと発展したのです。
そのムードが婚活とつながったときに、つい皆さん自身を高値で評価するという着想に変わりしまい、「平凡な男性では自分には不釣り合いだ」なんて条件先行のトレンドに拍車を掛けているのです。
マーケット戦略の手法はますます手抜かりのないようになっていきます。
インターネットが一般化され、買い物の手段や趣味・嗜好などのデータがとりやすくなったよう心掛ければ、人の行動はさらに細かく解釈され、あるいは適応する細かいセールスプロモーションが施されて想定されます。
そんな中で、最近、無用に多くの称賛を自分に与えてしまった女性たちの風潮がもちあがるというわけです。